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スキー場の駐車場や、林道の先にあるキャンプ場。そんな場所に行く人ほど『デリカD:5の走破性って、実際どこまで行けるの?』と気になりますよね。
結論から言うと、ミニバンの中では悪路と雪道にかなり強い車です。ただ冠水した道や川を渡る使い方は想定されていないので、そこは別に考えておきましょう。
この記事では、三菱 デリカD:5の公式の数字をもとに、行ける場所と避けたい場所の目安が分かります。
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デリカD:5の走破性を数字で見てみる
まずは、2026年1月9日発売の改良モデル(3DA-CV1W)の公式諸元から、悪路に関わる数字を並べてみます。
| 項目(2026年1月改良モデル・公式諸元) | 数値 |
|---|---|
| 最低地上高 | 185mm |
| アプローチアングル(社内測定) | 21.0° |
| ランプブレークオーバーアングル(社内測定) | 16.5° |
| ディパーチャーアングル(社内測定) | 23.0° |
| ホイールベース | 2,850mm |
| タイヤ | 225/55R18(マッド&スノー・全車) |
| 駆動方式 | 4WD(電子制御4WD)+S-AWC |
アプローチアングルは「坂の入口で前のバンパーが当たらない角度」です。ディパーチャーアングルは坂の出口で後ろが当たらない角度、ランプブレークオーバーアングルは山なりの段差でお腹をこすらない角度のことなんです。
- 最低地上高185mmは、ミニバンとしては高め
- 全車4WD+S-AWCで、雪道や未舗装路が得意
- 冠水路や渡河は想定外。水深の公式値は出ていない

ミニバンやSUVと比べると強いの?
『ミニバンなのに、本当に悪路に強いの?』と思う方も多いはずです。デリカD:5は、SUVの走りとミニバンの広さを合わせた車として作られてきました。
例えば、雪が積もった駐車場や、轍のできた砂利道。普通の2WDミニバンだと不安な場面でも、全車4WDなので発進しやすいんです。
ただ、本格的なクロカン車(はしご形フレームの車など)と同じではありません。岩場や深い泥のような道は、無理に入らないのが安全です。
もう1つ覚えておきたいのは、荷物や人を乗せると車が沈むことです。最低地上高185mmは空車での数字なので、家族と荷物を満載した日は、段差でお腹をこすりやすくなります。
キャンプ道具を積んで林道に入る日は、いつもより1段階ゆっくり走るくらいがちょうどいいですよ。
本格SUVと迷っている方は アウトランダー・ランクル・RAV4との比較 も読んでみてください。
- 雪道・凍結路の発進と坂道
- 砂利道・林道のような未舗装路
- 段差の多いキャンプ場の場内
- 冠水した道路や川
- 大きな岩が出ている道
- 深いぬかるみ・急すぎる斜面
雪道・雪山ではどうか
雪道は、デリカD:5がいちばん頼りになる場面です。2026年1月改良モデルからはS-AWCが付き、ドライブモードにSNOWが加わりました。
| ドライブモード(2026年1月改良モデル) | 使う場面の目安 |
|---|---|
| NORMAL | ふだんの舗装路 |
| ECO | 燃費を気にしたい街乗り・高速 |
| GRAVEL | 砂利道・未舗装路・ぬかるみ |
| SNOW | 雪道・凍結路 |
さらに、寒冷地仕様とヒルディセントコントロールが全車標準です。ヒルディセントコントロールは、急な下り坂でブレーキを自動で調整して、ゆっくり下りるのを助けてくれる機能なんです。
『4WDなら、ノーマルタイヤでも雪道は大丈夫?』と考える方もいるかもしれません。答えは「いいえ」です。
標準タイヤは225/55R18のマッド&スノーですが、冬の雪道や凍結路ではスタッドレスタイヤに履き替えるのが基本です。4WDは発進を助けても、止まる力はタイヤしだいなんです。スタッドレスの選び方は タイヤサイズとスタッドレス で解説しています。
- スタッドレスタイヤの溝と年数を確かめる
- ドライブモードをSNOWに切り替える方法を覚えておく
- 軽油は寒冷地で凍りにくい物を現地で入れる
- スコップ・けん引ロープ・毛布を積んでおく
- 屋根の雪を落とすブラシを用意する
軽油は寒い地域ほど凍りにくい種類が売られています。都市部で満タンにしてから雪山に行くより、現地のスタンドで足すほうが安心です。
雪道での走り方のコツ
4WDでスタッドレスを履いていても、雪道の運転には気をつけたいことがあります。とくに怖いのは、下り坂とカーブの手前ですよね。
例えば、スキー場からの帰り道を考えてみてください。
「4WDだから、いつもと同じスピードで大丈夫だよね」
「止まる時はふつうの車と同じだから、早めにゆっくりね」
雪道で気をつけたいことを表にしておきます。
| 場面 | 気をつけたいこと |
|---|---|
| 発進 | アクセルはじわっと。SNOWモードにしておく |
| カーブ | 手前でしっかり減速し、曲がっている間は急な操作をしない |
| 下り坂 | ヒルディセントコントロールやエンジンブレーキを使う |
| 橋の上・トンネルの出口 | 凍っていることが多いので速度を落とす |
| 駐車 | 平らな場所に止め、ワイパーを立てておく |
『電動パーキングブレーキは、寒い日に凍らないの?』と気になる方もいるかもしれません。寒い地域での止め方は取扱説明書に書かれているので、冬の前に一度読んでおきましょう。
デリカD:5は全高1,875mmあるので、屋根に積もった雪を落とすのもひと苦労です。走り出す前に屋根の雪を落とさないと、ブレーキの時に前へ滑り落ちて視界をふさぐことがあります。
山道・林道では何に気をつける?
山道で気をつけたいのは、車の大きさです。全長4,800mm×全幅1,815mm×全高1,875mm(2026年1月改良モデル)なので、狭い林道ではすれ違いに気を使います。
最小回転半径は5.6mです。切り返しが必要な場面は、ふつうのコンパクトカーより増えると考えておきましょう。サイズの詳しい比較は デリカD:5のサイズ一覧 にまとめています。
例えば、こんな会話がキャンプ場の入口でよくあります。
「この先、道が細そうだけど行ける?」
「すれ違えない場所があるかもしれないから、先に地図で待避所を見ておこう」
林道の先にキャンプ場や釣り場がある方は、釣り・キャンプでの使い方 も参考にしてみてください。
- 入る前に路面と幅を地図や現地の案内で確かめる
- ドライブモードをGRAVELに切り替える
- 段差は斜めにゆっくり入り、お腹をこすらないようにする
- 下り坂はヒルディセントコントロールを使う
- 引き返せる場所を見つけながら進む
大雨・冠水・渡河は「水深」を気にするより避ける
ここが大事なところです。デリカD:5の渡河性能(どれだけの水深まで走れるか)は、三菱の公式値として出ていません。
公式の数字が無いので、この記事でも「何cmまで大丈夫」とは書きません。大雨で道が冠水している時は、入らずに引き返すのが一番です。
- 水の深さは見た目では分かりにくい
- エンジンが水を吸うと、壊れて動かなくなることがある
- 床下まで水が来ると、電装品が傷んだり水没車の扱いになったりする
- 流れのある水は、車ごと押し流されることがある
『アンダーパスに少し水がたまっているだけなら…』と思う時ほど危ないんです。低い道路は思ったより深くなっていることがあります。
万一、水没してしまった時は、エンジンをかけ直さずに販売店やロードサービスに連絡してください。かけ直すと、かえって傷みが広がることがあります。
- 出発前に、行き先までの道の冠水情報や通行止めを確かめる
- アンダーパスや川沿いの低い道を避けた道順を考えておく
- 走行中に水がたまった道を見つけたら、手前で止まって引き返す
- 車が動かなくなったら、ドアが開くうちに外へ出て高い所へ逃げる
- 水が引いてもエンジンはかけず、販売店やロードサービスに相談する
『デリカD:5は車高が高いから、少しなら平気でしょ』と考えたくなる気持ちは分かります。ただ、地上高と水に強いかどうかは別の話なんです。大雨の日は、車の強さより道を選ぶことを優先してみてください。
シュノーケルや傾斜計は付けたほうがいい?
デリカD:5のカスタムでは、シュノーケルや傾斜計もよく話題になります。見た目がぐっと冒険っぽくなるので、気になりますよね。
ただ、役割は分けて考えておきましょう。
| パーツ | 役割 | 気をつけたいこと |
|---|---|---|
| シュノーケル | エンジンが吸う空気の取り入れ口を高くする | 渡河できる深さを保証するものではない。取付で車検の確認が必要なことも |
| 傾斜計(社外品) | 車の前後・左右の傾きを表示する | ダッシュボードの視界をさえぎらない位置に付ける |
| アンダーガード | 下回りを石や段差から守る | 重さが増え、地上高が変わる製品もある |
シュノーケルを付けても、ドアのすき間や電装品が水に強くなるわけではありません。「付けたから川を渡れる」とは考えないでください。
リフトアップで地上高を上げる方法もありますが、乗り心地や車検への影響があります。費用と注意点は リフトアップの費用と注意点 で解説しています。
ボートやトレーラーを引いて悪路を走りたい方は、牽引とヒッチメンバーの記事 も先に読んでおくと安心です。
古い年式のデリカD:5ではどう違う?
中古で古い年式を見ている方は、駆動方式に気をつけてください。2007年〜2019年のガソリン車には2WDもありました。
| 時期 | 型式 | 駆動・変速機 |
|---|---|---|
| 2007年1月〜(ガソリン) | DBA-CV5W ほか | 4WD(2007年5月から2WDも追加)・CVT |
| 2013年1月〜(ディーゼル) | LDA-CV1W | 4WD・6速AT |
| 2019年2月〜 | 3DA-CV1W | 4WD・8速AT |
| 2026年1月〜(現行) | 3DA-CV1W | 4WD+S-AWC・8速AT・4つのドライブモード |
S-AWCとSNOW・GRAVELのモード、ヒルディセントコントロールは2026年1月改良モデルからです。悪路や雪道を重視するなら、年式ごとの装備の違いも見ておきましょう。

デリカD:5に乗り換える前に、今の車の手放し方も決めておく
デリカD:5への乗り換えを考えているなら、今の車をどうするかも先に考えておくと安心です。
『新しい車のことで頭がいっぱいで、そこまで考えていなかった』という方も多いですよね。
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よくある質問
デリカD:5の最低地上高はいくつですか?
2026年1月改良モデルの公式諸元で185mmです。全グレード共通です。
デリカD:5の渡河性能は何cmですか?
三菱の公式値は出ていません。冠水した道や川に入るのは避け、引き返すのが安全です。
雪道は4WDならノーマルタイヤでも走れますか?
雪道や凍結路ではスタッドレスタイヤに履き替えるのが基本です。4WDは発進を助けますが、止まる力はタイヤに左右されます。
シュノーケルを付ければ深い水も走れますか?
シュノーケルはエンジンの空気の取り入れ口を高くするパーツで、渡河できる深さを保証するものではありません。水に入る使い方は避けておきましょう。
S-AWCはどの年式から付いていますか?
2026年1月9日発売の改良モデルからです。それ以前のディーゼル車は電子制御4WDで、ドライブモードの種類も違います。
まとめ
- 最低地上高185mm・全車4WDで、ミニバンとしては悪路に強い
- 2026年1月改良モデルはS-AWCとSNOW・GRAVELモード、ヒルディセントコントロール付き
- 雪道はスタッドレスに履き替えるのが基本
- 渡河性能・水深の公式値は無い。冠水路は入らずに引き返す
- シュノーケルは渡河を保証しない。地上高を上げるなら車検も確認
デリカD:5の購入を考えている方は、トップの デリカD:5の値引き相場と交渉の順番 から予算の目安を見てみてください。





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