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見た目はSUVっぽいのに、スライドドアで3列シート。デリカD:5って結局なんのジャンルなの?と思ったことはありませんか。
結論から言うと、デリカD:5はミニバンです。三菱自身が「SUVの走破性とミニバンの室内を合わせたオールラウンダーミニバン」と位置づけています。
ここでは構造・数字・名前の由来から、ミニバンともSUVとも言い切れない理由を見ていきます。
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デリカD:5はミニバン?SUV?
デリカd5 ミニバンで調べる方の多くは、『SUVとして見ていいのか』が気になっているはずです。
三菱 デリカD:5は、5ドアで両側に電動スライドドアを持ち、7人乗りか8人乗りを選べる車です。形だけで言えば、ミニバンの条件はそろっています。
一方で、全車4WD、最低地上高185mm、雪道や未舗装路向けのドライブモードと、走りの中身はSUVに近いんです。
| 項目(2026年1月改良モデル・公式諸元) | デリカD:5の数値 |
|---|---|
| 全長×全幅×全高 | 4,800×1,815×1,875mm |
| ホイールベース | 2,850mm |
| 最低地上高 | 185mm |
| アプローチ/ランプブレークオーバー/ディパーチャーアングル | 21.0°/16.5°/23.0°(社内測定) |
| 室内長×室内幅×室内高 | 2,980×1,505×1,310mm |
| 乗車定員 | 7人または8人 |
| 駆動方式 | 4WD(S-AWC)のみ |
表の上半分はSUVらしい数字、下半分はミニバンらしい数字です。この両方を1台に入れたのが、デリカD:5の一番の特徴なんです。

7人乗りと8人乗り、ミニバンとしての使い勝手
ミニバンとして見るなら、シートの選び方も大事ですよね。2026年1月改良モデルは、全グレードで7人乗りと8人乗りを同じ価格で選べます。

| 定員(2026年1月改良モデル) | 2列目シート | 車両重量(P/G-Power Package/G) |
|---|---|---|
| 7人乗り | キャプテンシート | 1,980kg/1,980kg/1,950kg |
| 8人乗り | 6:4分割ベンチ | 1,990kg/1,990kg/1,960kg |
7人乗りは2列目の間を通って3列目に行けるので、子どもが自分で乗り降りしやすいです。8人乗りは、いざという時に1人多く乗せられるのが強みですね。
ここはSUVにはあまり無い選び方です。3列シートのSUVの多くは、2列目がベンチだけだったり、3列目が補助席に近かったりします。
シートの違いはデリカD:5の7人乗りと8人乗りどっち?で詳しく比べています。
室内幅は1,505mm、室内高は1,310mmです。背の高いミニバンほどではありませんが、大人が3列目に座っても頭上に余裕がある、という声はよく聞かれます。
『SUVだと3列目が狭いから、デリカにした』という選び方をする方が多いのも、こうした広さがあるからなんです。
もう一つ、ミニバンらしいのが両側の電動スライドドアです。狭い駐車場でも隣の車にドアをぶつけにくく、チャイルドシートの乗せ降ろしも楽になります。
ただ、背の高さに慣れていないと最初は運転席からの見え方に戸惑うことも。最小回転半径は5.6mなので、狭い道での取り回しは試乗で確かめておくと安心です。
モノコックかラダーフレームか
デリカd5 モノコック、デリカd5 ラダーフレームという調べ方もよくされますよね。悪路に強い車はラダーフレーム、というイメージがあるからだと思います。
デリカD:5のボディはモノコックです。床下に頑丈なはしご型の枠を置くラダーフレームではありません。
- ボディ全体で強さを出すので、車体を軽く作りやすい
- 床を低くでき、室内を広く取りやすい
- 乗用車に近い乗り心地にしやすい
- 頑丈な枠で重い荷重や大きなねじれに耐えやすい
- 車体が重くなりやすい
- 床が高くなり、室内の高さを取りにくい
三菱はデリカD:5のボディ骨格を、環状につないだ「リブボーンフレーム」と呼んでいます。モノコックの中に輪のような骨格を入れて、悪路でのねじれに備えた作りです。
「じゃあラダーフレームのSUVより弱いの?」
「岩場を這うような使い方なら専用車に分がありますが、雪道や林道、キャンプ場までなら十分という声が多いですよ」
モノコックだからこそ、室内高1,310mmというミニバンらしい広さが取れているわけです。
S-AWCと4つのドライブモード
2026年1月改良モデルからは、S-AWCという4WDの制御が全車に付きました。電子制御の4WDと、ブレーキで曲がりやすさを助けるAYC、横滑りを抑えるASC、ABSをまとめて制御する仕組みです。
| ドライブモード | 使う場面の目安 |
|---|---|
| NORMAL | 普段の街乗りや高速道路 |
| ECO | 燃費を意識したい時 |
| GRAVEL | 砂利道や未舗装路 |
| SNOW | 雪道や凍った路面 |
さらに急な下り坂で速度を抑えるヒルディセントコントロールも加わりました。ミニバンでここまで悪路向けの装備をそろえた車は、そう多くありません。
S-AWCは2026年1月改良モデルで初めて採用されたもので、それより前のモデルには付いていません。中古で探す方は、年式で確かめておきましょう。4WDの違いはデリカD:5の4WDとS-AWCの仕組みで詳しく書いています。
ワンボックスとはどう違う?
デリカd5 ワンボックスで調べる方もいます。昔のデリカスターワゴンやスペースギアのイメージから、ワンボックスだと思われやすいんですね。
ワンボックスは、エンジンを運転席の下に置き、前に鼻先が無い形の車を指すことが多いです。デリカD:5はボンネットの下にエンジンを置く形なので、厳密にはワンボックスではありません。
| 世代 | 車名 | 国内販売期間 |
|---|---|---|
| 2代目 | デリカスターワゴン(初代) | 1979年6月〜1986年 |
| 3代目 | デリカスターワゴン(2代目) | 1986年6月〜 |
| 4代目 | デリカスペースギア | 1994年5月〜2007年 |
| 5代目 | デリカD:5 | 2007年1月〜現行 |
前に鼻先がある分、衝突への備えや前席の足元の広さで有利になります。代わりに、同じ全長でも室内長は短くなりやすいです。
それでも室内長は2,980mm。3列目まで人が座れる広さは確保されています。歴代の流れはデリカの歴代モデル一覧で詳しく見られます。
「D:5」の読み方と意味
デリカd5 読み方、デリカ d5 意味も気になるところですよね。読み方は「デリカ ディーファイブ」です。
「D:5」は、デリカの5代目という意味だと言われています。初代デリカから数えて5番目の世代にあたるわけです。
「デリカミニ」は三菱の軽自動車、「デリカD:2」は別の小型車で、どちらもデリカD:5とは別の車種です。同じ「デリカ」でも中身はまったく違います。違いはデリカD:5とデリカミニの違いで比べています。
D:5は2007年1月の発売から、フルモデルチェンジをしていません。2019年2月のビッグマイナーチェンジと2026年1月の大幅改良で、顔や中身を変えながら19年目に入っています。
『そんなに古い設計で大丈夫なの?』と思う方もいるかもしれません。ただ、改良のたびにディーゼルエンジンや8速AT、S-AWCなどが加わっていて、中身はかなり新しくなっていますよ。
デリカD:5のメリット・デメリット
デリカd5 メリット デメリットを、ミニバンとSUVの間にいる車という視点で並べてみます。
- 全車4WDで、S-AWCとNORMAL/ECO/GRAVEL/SNOWの4モードを使える
- 最低地上高185mmで、雪の轍や段差で下を擦りにくい
- 両側電動スライドドアと3列シートで、家族の乗り降りが楽
- 2.2Lディーゼルで最大トルク380N・m、荷物を積んでも力に余裕がある
- 7人乗りと8人乗りが同価格で選べる
- 全高1,875mmで、高さ制限のある立体駐車場に入らないことがある
- 燃費はWLTC 12.9km/Lで、2WDのミニバンより不利になりやすい
- 車両重量1,950〜1,990kgと重く、街乗りでは軽快さに欠ける
- 価格は451万〜494万4,500円で、同クラスの2WDミニバンより高め
- AdBlue(尿素水)の補充が必要
デメリットのほとんどは、4WDと悪路への強さの裏返しです。雪道やアウトドアに行かない方にとっては、払う価値が薄いと感じることもあるでしょう。
厳しめの意見はデリカD:5は「やめとけ」?で正直に並べています。
逆に言えば、雪道やアウトドアに行く方ほど、このデメリットを差し引いても選ぶ理由が残る車です。自分の使い方に当てはめて、メリットとデメリットのどちらが重いかを考えてみてください。
ミニバンとSUV、どちらの目で選ぶべき?
デリカ d5 特徴を一言でいうと「どちらにも寄せすぎない車」です。だからこそ、自分がどちらを重視するかで評価が変わるんです。
| 比べる相手 | デリカD:5が勝ちやすい点 | デリカD:5が負けやすい点 |
|---|---|---|
| 2WD中心のミニバン | 雪道・未舗装路、最低地上高、4WDの安心感 | 燃費、価格、室内の広さ、乗り心地の軽さ |
| 3列シートのSUV | スライドドア、3列目の広さ、室内高 | 悪路の本格性能、見た目の力強さ |
例えばこんな場面を考えてみてください。冬はスキー場に行き、夏は家族6人でキャンプに行く。
この両方をこなしたいなら、デリカD:5の出番です。
反対に、街乗り中心で雪も降らない地域なら、2WDのミニバンのほうが燃費も価格も有利になります。
- 雪の多い地域に住んでいる、冬にスキー場へ行く方は向いている
- キャンプや釣りで未舗装路に入る方も向いている
- 立体駐車場をよく使う方は、全高1,875mmが入るか先に確かめる
- 街乗りと送り迎えが中心なら、燃費と価格の面で2WDミニバンも比べる
「うちは雪も降らないし、キャンプもたまにしか行かないんです」
「それなら、年に何回悪路を走るかを数えてみると判断しやすいですよ」
SUVと迷っている方はデリカD:5とアウトランダー・ランクル・RAV4の比較、悪路の数字はデリカD:5の悪路・雪道性能で詳しく見られます。実際のオーナーの評価はデリカD:5の口コミ・評判まとめにまとめました。
買うと決めた時の価格の話はデリカD:5の値引き相場と交渉の順番を見てみてください。
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よくある質問
デリカD:5はミニバンとSUVのどちらですか?
三菱はオールラウンダーミニバンと位置づけています。ミニバンの室内とSUVの走破性を合わせた車です。
デリカD:5はモノコックですか?ラダーフレームですか?
モノコックです。ラダーフレームではありませんが、環状の骨格で悪路でのねじれに備えた作りになっています。
デリカD:5の読み方は?
「デリカ ディーファイブ」です。「D:5」はデリカの5代目という意味だと言われています。
デリカD:5はワンボックスですか?
ボンネットの下にエンジンを置く形なので、厳密にはワンボックスではありません。スライドドアと3列シートを持つミニバンです。
2WDのデリカD:5はありますか?
2026年1月改良モデルは全車4WDです。2WDは2019年までのガソリン車にだけあり、今は中古で探すことになります。
まとめ
- デリカD:5は三菱が「オールラウンダーミニバン」と呼ぶミニバン
- ボディはモノコックで、ラダーフレームではない
- 最低地上高185mm・全車4WDのSUVらしさと、3列シート・スライドドアのミニバンらしさを両方持つ
- 読み方はデリカ ディーファイブで、デリカの5代目を表す
- 雪道やアウトドアに行くかどうかで、メリットとデメリットの重みが変わる





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